付き合って1年になる彼女がいるんだけど、彼女のことが好きで好きでたまらない。付き合い始めた頃よりも好きになってるかもしれない。
こんな彼女とずっとずっと一緒にいたいのだけれども、2人の仲を長続きさせる秘訣にはどんなことがある?
そんなラブラブなあなたの悩みです。
【目次】
会話の量と質が2人の関係を良好にするカギ
2人の仲を長続きさせる基本は、やはり普段からの会話です。
恋愛関係というのは会話の量が多ければ多いほど、お互いの満足度が高く良好な関係になっていきます。長続きさせるには、まず会話の量を増やすことが必要です。
ただし、ここで注意したいのは、「ただ話せばいい」ということではありません。必要なのは『会話』なのです。そして会話の量だけでなく会話の仕方も重要になります。どちらかが一方的に話し続けて、それを聞いている相手はとりあえず相槌をうつだけで聞き流して……、という会話とも言えないような会話ではお互いの満足度が上がるわけありません。むしろ、せっかく話しをしているのに、相手の反応が薄かったら満足度は下がる、というか不満が溜まりますよね。
理想的なのは、言うまでもありませんがお互いに会話を楽しむことです。相手の話に興味を持って、できれば肯定しながら聞き役になることです。もちろん全ての話を肯定するわけにはいきませんが、相手の言うことに共感をしてしっかり聞いてあげることが大切です。
また自分の内面のことや、あまり周りの人に話さないようなことをさらけ出すことで、相手との精神的な絆がより深まります。
ちなみに会話の中で「この・あの・その」といった指示語を使って意思の疎通ができているカップルは、共通の認識を持てているのでよくコミニケーションが取れているカップルといわれています。
お互いが気持ちよく会話をするためには、以下のようなことに気をつけるといいと思います。
なるべく共通の話題を選びましょう
付き合って間もない頃は、相手のことを何でも知りたいのでどんな話題でも食いつき気味になるものです。しかしある程度慣れてくると、興味のない話と言うのはどうしても出てくるものです。興味のない話と言うのは楽しく会話をするのもなかなか難しいので、お互いが楽しく会話ができる共通の話題を選びましょう。同時に相手のことを知ろうとする意識はいつまでも大切にしましょう。たとえ興味のない話題だとしても、相手のことを知ろうと言う意識があれば、話を聞こうと言う気にもなるものです。
交互に話すこと
やはり一方的に話すと言うのは、会話の満足度が上がらないものです。相手に話す間を与えずに自分が話し続けるのもそうですし、相手が一生懸命話しているのに何のリアクションも返さないのも楽しい会話とは言えません。よく言われることですが、会話と言うのはキャッチボールです。たとえ相槌だけだとしてもしっかりと相手に返したいものです。
付き合いが長くなると口数が減ることを意識する
付き合う前や付き合ってしばらくはよくしゃべっていたのに、付き合って長くなるとだんだん無口になってくる男性がよくいます。男性と言うのは本来無口な人が多いので、実はこちらが素の姿なのですが、女性から見ると不満や寂しさを感じてしまうのです。男性側としては、仲良くなるまでは、彼女の気を引こうと必死に頑張って話しをしますが、仲良くなれればいつまでもこの頑張りは続かず口数もだんだん減ってしまうものです。あなたにも思い当たる節があるのではないでしょうか?まぁだからといって、いつまでも付き合う前のパワーを維持していくのも難しいですから、とりあえず『彼女はあなたの口数が減ってちょっと寂しかったり不満に思っているかもしれない』と言うことだけはいつも意識しておきましょう。
共感するだけで十分なことが多い
それから、彼女が職場の愚痴とかちょっとした悩み事をあなたに話した時、あなたはそれをどう解決したらいいかアドバイスをしようとしませんか?しかも上から目線で……。これは男女間でよくあるすれ違いなのですが、女性がこういうことを話す場合、たいていの場合は解決方法を知りたいのではなく、単に話を聞いてもらいたいだけなのです。話を聞いてもらって共感してもらえれば気が済むのです。逆にアドバイスとかをされると、「そんなこと言われるために話したんじゃないのに……ウザいなー、話さなければよかった!」と怒ってしまいます。ですから彼女がこういうことを話した時は、ただ聞いてもらいたいだけなのか、本気で相談しているのかを見極めましょう。ただ聞いてもらいたいだけならば(恐らく普通はこっち)、『そうなんだ、大変だね』と共感してあげてください。逆に「どうしたらいいと思う?」と相談されたら、その時は真剣にアドバイスしてください。ただし上から目線にならないように気をつけてくださいね。
ケンカはどう乗り越えるべきか?
付き合っている2人がケンカをしてしまうのは仕方のないことです。大切なのは、ケンカが深刻な状態になる前にいかに収めるかです。感情が爆発する前に収束させましょう。男性は感情が爆発しても比較的短い間に冷静さを取り戻せますが、感情的になりやすい女性はそうもいきません。特に、過去の話しまで引き合いに出して責めてくるようになると、もう簡単に怒りは収まりません。過去の不満などを引っ張り出してくると、その時の怒りも今の怒りとして膨らませるので、もう簡単には怒りが収まらなくなります。ときには過去の記憶をねじ曲げてくることもあります。あなたとしては「今更過去のことを引き合いに出されても」と思うでしょうし、「それは違うんじゃないかな」と言いたくなることもあるでしょうが、それを言っても何の解決にもなりません。ですからそうなる前にきちんと対処することが重要なんです。
では、どう対処すれば良いのでしょう?
まず大事なのはあなたが先にヒートアップして感情的にならないことです。あなたが理性的な態度でいることで、彼女が感情的になるのも抑えられるでしょう。
そして『彼女の言動に対する批判や非難をしない』、『彼女の人格を否定するような事は言わない』ことが重要です。「どうして君は~してくれないんだ」「どうして~ばかりするんだ」と言うのはNGなんです。そうではなく、あなたの要望のみを伝えて下さい。『私は~して欲しい』『私たちは~になりたい』と言うように主語は『私』または『私たち』にしてあなたの気持ちを伝えます。「どうして君は衝動買いばかりするんだ」ではなく、「私は君にあまり衝動買いをしないで欲しい」と言う感じで、同じことを言うにしても非難からお願いという形にします。
また、男性は理詰めで攻めていくことが多いのですが、それで彼女の逃げ場がなくなると一気に感情が爆発してしまいます。ですから逃げ道はちゃんと用意してあげてください。
しかし彼女が怒りに達してしまったら、もう理屈は通用しません。あなたが何かを言い返したら、たとえそれが正論でも火に油を注ぐだけです。この場合まずは頭を冷やさせるための間を作りましょう。
……と、このようにいろいろ気をつかってたとしても、どうしてもケンカがヒートアップしてしまうことはあるでしょう。その場合、お互いに意地を張っていつまでも口を利かない、というのは絶対に避けたいです。
そのためにも普段から仲直りのルールを決めておきましょう。そして頭が冷えたところで、自分に悪いところがあればそこは素直に謝ることが大事です。
いつまでも情熱的な愛情は続かないもの
付き合いが長くなれば、付き合い始めのような情熱を持った愛情というのはだんだんとなくなっていくものです。そのかわり『愛着』という形の愛情に変わっていきます。お互いに愛着を持てるようになったカップルは、安定した状態に落ち着いていきます。長年の連れ添った仲のいい老夫婦がまさにこれです。
しかし愛着が生まれずに、ただ愛情が冷めていっただけのカップルは、「ただ一緒にいるだけ」と言う状態になってしまいます。こうなるとささいなキッカケで破局を迎えていきます。もし結婚していたらならば、『仮面夫婦』と呼ばれる状態になるかもしれません。いずれにしてもカップルとして望む形ではありません。
愛着が生まれない理由としては、パートナーに対する愛情表現や感謝をしなくなることが挙げられます。「何かをしてもらっても、それが当たり前だと思って感謝の気持ちを持たない」、「一緒にいることを当たり前だと思って愛情表現をしない」、というように悪い意味で慣れてしまいパートナーに無関心になる、パートナーへの愛情が減ってしまうのです。
また長く付き合っていけば、だんだん相手の嫌なところも目につくようなります。これが積み重なっていくと、パートナーに抱いていた愛情が劣化していきます。一つ一つの事は許容できたとしても、色々と積み重なれば『嫌』が『好き』を上回ってしまうのです。
このように愛着を持てないまま一緒にいると、逆にだんだん相手に対してネガティブな感情が芽生えてくることもあります。そして一度ネガティブな感情を持ち始めてしまうと、やることなすこと全て悪い方向に考え出します。例えば、料理が得意でないので普段あまり料理をしない彼女が「今日はご馳走を作ってみるね」と言い出した時、普通であれば心配はあるものの単純に嬉しいと感じるはずです。しかし、ネガティブな感情があると「誰かの入れ知恵か?」、「何ご機嫌取りしようとしてるんだ」、「どうせ美味しく作れないクセに」と悪い方向にばかり向かって考えるようになってしまうのです。
さいごに
「お互いの愛情が冷えてきた」、「愛着がうまく生まれてない」、と言うことに早い段階で気付ければ、修復することも可能です。なんだかんだあっても、このパートナーとずっと長く一緒にいたいと思うのであれば、お互いのよくないところを改善するなどして、2人で一緒にいられる幸せを感じられるように努力し続けることが肝心です。
相手にネガティブな感情を持ち始める前に、もしくは持ち始めたらすぐに対処しましょう。