こじらせ女子の特徴や心理と恋愛 抜け出すために必要なこと

何か自分に自信がない、自分に女性としての魅力がない、あまり人に好かれない、なかなか恋愛もうまくいかない、今の自分は理想に遠く及ばない…、もしかして私『こじらせ女子』かもしれない。

このまま生きづらい人生を歩むのは嫌だ、『こじらせ女子』をやめたい!

そんなあなたの悩みです。

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『こじらせ女子』の特徴

こじらせ女子の特徴は色々ありますが、根底にある最大の心理は『自分に自信がなくて失敗が怖い』のです。

自分に自信がないから、失敗したくないから、様々なことをこじらせてしまうのです。

その人のキャラクターによってこじらせ方も違ってくるのですが、こじらせ女子のよくある特徴には、このようなものがあります。

素直に「ありがとう」が言えない、または「すいません」と謝ってしまう、そして人との距離感が遠い。こじらせ女子は人との衝突で自分が傷ついてしまうのが嫌なので、そもそもの人付き合い自体を避けてしまうのです。

そして人に頼ることが下手で、人に頼るくらいなら何でも自分でやってしまおうとと考えてしまいます。また1人上手で、1人カラオケとか1人映画、1人焼き肉など1人でやることが苦になりません。

周囲からはちゃんとして見られてるし、女性として扱われているのにもかかわらず、自分の女性としての部分に自信が持てません。ありのままの自分を素直に受け入れられないですし、根っからのからのマイナス思考です。

理想の自分像を非常に高く設定しているため、自己肯定感を感じられません。自分でハードルを上げ過ぎてしまって、飛び越えられなくなっているのです。

自分の欠点をあえて周りに暴露して笑いを取る自虐キャラを演じるタイプもいます。そうしないと自分が周りに受け入れてもらえないと思っていることで道化を演じてしまうのです。

褒められたり親切にされたりしても、卑屈になってしまい素直に受け止められず、つい否定的な態度をとります。あるいは、褒められたり親切にされたとき、「裏があるんじゃないか?」と勘ぐってしまいます。このような態度をとられると、褒めてくれた相手は自分の好意が否定されたと感じてしまうので、この結果だんだん離れていってしまいます。

普通の部分に自信が持てない代わりに、自分を個性的な人間にしてあえて少数派の中で生きていこうとするタイプもいます。個性的なファッションだったり、前衛的なアートを好んだりします。『人とは違うんだ』と思うことで自分を保とうとするのですが、ただその意識は周りの人を遠ざけてしまう原因にもなってしまいます。

そして恋愛に関してはとても臆病です。恋愛経験が無いわけではないし、彼氏がいたこともあるけれど、なかなか恋愛がうまくいかないと思っています。

男性に対して可愛らしさを表現することができません。照れてしまって自分を演出できなかったり、周りの女性の目を意識してしまい「かわいい子」ぶることができないのです。

そして恋愛は常に受け身で、自分からアプローチすることができません。さらに本当は恋愛をしたいと思っているのに、自信がなくて恋愛から逃げてしまうこともあります。告白されても、恋愛に対する自信のなさから断ってしまうこともあるのです。相手のレベルが自分よりも高いと感じてしまうと、こうなる傾向が高くなります。

逆に、こじらせ女子はダメ男と付き合ってしまうことがよくあります。周りから見ると「なんでこんなダメ男と?」というような相手でも、本人からすると引き合っていると思うのです。これは『マッチング仮説』という心理で、人は無意識に自分と釣り合う相手を選んでしまうのです。自己評価が低いこじらせ女子は、無意識にダメ男が自分と釣り合う相手だと選んでしまいます。

腐女子なこじらせ女子も多いです。自分に自信が持てないためリアルな世界に恋愛を求められないけど、恋愛に対する憧れは強くある。そこで、二次元に疑似恋愛を求めてしまうのです。特にBLは、リアルにはない世界で美男子ばかり登場しますから、擬似恋愛にはうってつけです。

「恋愛なんて自分には必要ない」と恋愛に批判的な態度を取る人もいます。でも実は恋愛にとても強い憧れがあり、本当は恋愛したいのです。しかし恋愛で傷つきたくないために自分の思いと反対の言動をとって恋愛を遠ざけようとします。自分の本心を隠すために、本心とは反対の態度をとる『反動形成』という自己防衛心理がはたらいてしまうのです。

また、逆に結婚に強く憧れているタイプもいます。一見恋愛に積極的に見えますが、これは恋愛に積極的と言うよりは結婚することに必死になっているのです。結婚することで自分の女性としての地位を確立しておきたいのです。何とか早く結婚したくて、出会いの場にたくさん顔を出したり、男性ウケの良いメイクやファッションを積極的に取り入れたり、とにかく必死に男性を射止めようとします。しかしすぐに結婚の話を持ち出してしまうので「重い」と敬遠されてしまうのです。

このように『こじらせ女子』といっても、その人の性格やこれまでの経験によって特徴の表れ方は変わってきます。

『こじらせ女子』から抜け出すには

あなたが今、自分のことを『こじらせ女子』かもと思ったのは、周りと上手くやっていくのが難しい、何か生きづらい、恋愛がうまくいかない……と感じているからではないでしょうか。

そう思った今がチャンスです。自分を変える努力をして、『こじらせ女子』から抜け出してみませんか。あなたがこじらせ女子から抜け出すには、『自分への自信のなさと失敗への恐怖』を少しでも消していくことです。自分を変えていくのは難しいことですし、すぐに変わるものでもありません。しかし何もしなければ何も変わりません。少しずつでいいので、自分を変える努力をしてみましょう。

自分に自信が持てるところを探してみる

人間は人と比べてうまくできること、できないことがありますが、それだけがその人の人間性を決めるわけでありません。できないことがあっても、それで自分を卑下する必要は無いのです。また、特にこじらせ女子は自分の欠点ばかり大きく見てしまい、逆に自分の長所には気付いてない、または気付いていても過小評価してしまいがちです

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きっとあなたにも、もっと自信を持っていいところがあるはずです。小さな事でもいいので、自分に自信が持てることを探してみましょう。ただし気をつけて欲しいのは、人との優劣で判断しないことです。人より下手だからといって、自信を持っていけないわけではありません。「1番の人しか自信を持っちゃいけない」なんてことはありませんよね。

自信を持つこととは、優越感を感じることではありません。自分を信じれることを持つ事です。「字は割と綺麗に書ける」「レパートリーは少ないけど料理の基本は押さえている」「記憶力はいい方」といった、『ちゃんとできる』、と思っていることに自信を持ってみましょう。

まずは本当に小さなことからでいいのです。今のあなたは、自分に自信を持つことに慣れていません。ですから自信を持つ自分に最初は居心地が悪いかもしれません。でも、小さな自信を持つことで自信を持つことに慣れてくれば、少しずつ自信を持てるようになってきます。

自分の理想像を見直してみる

あなたが自分の理想像とのギャップを感じているなら、そもそもあなたの理想像は何を基準にしているのか考えてみてください。なぜそんな高い理想像に近づかないといけないのでしょうか?

もちろん高い目標があって、その目標に向かって努力を続ける事は価値のあることです。しかし『今』目標にたどり着けてないからといって、『今』の自分がダメだと思う必要はないはずです。物事は0か100ではないのです。目標に届いてないから価値はゼロということはないのです

もう既にあなたが身につけている『今』の価値や魅力にも気づいてください。

すべての人に嫌われるわけではない

人に受け入れられやすい個性の人もいるし、逆に受け入れられにくい個性の人もいます。しかし受け入れられにくいからといって、自分をダメだと思う必要は無いのです。たとえあなたが受け入れられにくいタイプだとしても、受け入れてくれる人、好きになってくれる人はきっといるのです。

だから、ありのままの自分を素直に受け入れてあげてください。その上でもし自分が受け入れられにくいタイプだと思っても、自分に閉じこもらないで、オープンな気持ちで人と接してください。自分に閉じこもってしまうと、せっかく仲良くなれる人と会えるチャンスがあっても逃してしまいますよ。

傷つくことを恐れずに相手と向き合ってみる

人と付き合うなら、相手が友達であれ、恋人であれ、家族であれ衝突してしまうのは避けられないことなのです。衝突して、それを乗り越えることで相手との仲がより深まることがたくさんあります。

「ヤマアラシのジレンマ」と言う話があります。2匹のヤマアラシが寒さに凍えていて、お互いの体を寄せあって暖め合おうと言うことになりました。しかし近づきすぎると相手の針が刺さってしまい痛い。かといって離れすぎてしまうとやっぱり寒い。2匹のヤマアラシは試行錯誤しながらちょうどいい距離を見つけました。

人との距離感もこんな感じじゃないでしょうか。近づきすぎて傷ついたり、離れすぎて寂しかったり、と言うのを繰り返しながらちょうどいい距離感を見つけるものです。傷つくことを恐れて近づくことをしなかったら、いつまでもちょうどいい距離感がつかめません

人との距離を縮めるには、まずは話をしてお互いのことを知ることです。相手の話をよく聞いて、自分の気持ちを伝える努力をします。恥ずかしいからといって、上辺だけのことを言ったり、自分を繕っては意味がありません。最初に自分を繕ってしまうと、その後ずっと繕った自分を演じ続けなければいけません。それでは逆に人と付き合うのが苦しくなってしまいます。最初から自分をさらけ出すのも難しいと思いますが、なるべく素を出すようにしたいです。

それから、人からの褒め言葉や好意は素直に受け止めてください。あなたは謙遜したつもりでいても、相手からしてみれば自分が言ったことを否定されていることになるのです。素直に『ありがとう』と受け取りましょう。

認知の歪みに気をつける

こじらせ女子のようなタイプの人は、認知の歪みがあることが多いです。認知の歪みと言うのは、ものすごく簡単に言うと、物事を悪い方向に受け止める無意識の思考パターンがあるということです。

例えば仕事でミスをして上司に指摘されたとしましょう。客観的事実としては、不慣れなことでついミスをしてしまい、上司に指摘され「次から気をつけるように」と言われただけ、とします。

普通なら「次から気をつけよう」と反省して済むところですが、認知が歪んでいると、『やっぱり自分は何をやってもダメなんだ』と、まるで自分が丸ごと否定されたかのように受け止めてしまうのです。

他にもいろいろなパターンはあるのですが、認知が歪んでいると事実に対して無意識に色々とネガティブな脚色をするのです。認知の歪みがゼロと言う人はいませんが、歪みが大きいと必要以上に悪い方向に考えて落ち込んだり悩んだりしてしまうのです。

あなたに落ち込んでしまうこと、悩んでしまうことが起きたとき、その原因となったことの事実だけを紙に書いてみましょう。感情を一切はさまず事実だけを淡々と並べてみます。

そして一息入れた後でこれを見返してください。そして起きている事実に対して、あなたが感じていることは大袈裟ではないか考えてみましょう。先程の例で、そのミスだけを指摘されたのに、「何をやってもダメなんだ」と考えてしまうのは大袈裟ですよね。

認知の歪みを本格的に治すには、カウンセリングなどが必要なのですが、自分にはこういうクセがあると知っていれば、無意識に湧いてくるネガテイブな考えに対して、『冷静に考えよう』と思い留まるキッカケにはなります。

さいごに

「こじらせ女子から抜け出すには?」についていくつか紹介してきましたが、これを実行していくのは、とても難しいことだと思います。これまで生きてくるなかで身に付けてしまった考え方の習慣やクセですから、そう簡単には変えられないのは仕方ありません。

でも、毎日意識していることが大切です。意識していれば、今日は何もできないかもしれないけれど、明日はちょっと何か行動を起こせるかもしれない。そして行動を積み重ねていけば、何かがちょっとずつ変わっていきます。

もし、あなたが自分のこじらせ具合がひどい、このままでは生きずらい、これを少しでも改善したい、と感じているならカウンセリングを受けた方がいいかもしれません。心理の奥にある考え方のクセや認知を変えていくのは、自分だけでは難しく、できることは限られてしまいますからね。

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