彼は私の欠点を受け入れるつもりがない?わたしが我儘なの?

付き合って半年になる彼がいる。実は私、毛深いことに悩んでいて、それを彼に相談してみた。

そしたら「脱毛してみたら?」と言われた。

私としては、きっと彼なら「そんなの関係ないよ、気にすることないよ」と言ってくれると思っていたのでものすごくショックだった。

彼はどうも、毛深いのは好きではないらしい。でもだからといって私と別れるつもりはないと言っている。

私は本当に相手のことが好きなら欠点でも受け入れてくれるものだと思っている。私だって、たとえ彼がハゲでもデブでも彼に対する気持ちは変わらないつもり。

私のこの考えは夢物語なのだろうか?

という彼にカミングアウトしたらつれない返事が返ってきたあなたの悩みです。

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男は相談されたら解決案を提示する生き物

まず彼があなたに『脱毛してみたら?』と言ったのは、あなたが彼に毛深い悩みを相談したからです。男性と言うのは相談されれば、それを解決する方法を考えて答えてあげたくなるのです。いわいる『男性脳』と言われるもので、よくテレビなどでも話題になります。

一般論として、あなたから毛深いのが悩みと言われれば、「あなたは毛深いのを解決したいと考えている」と思うわけです。そこで解決案として脱毛を提案するのはおかしくないと思います。

今回の場合は、彼も毛深いのが好みでは無いので、より積極的に脱毛を提案した可能性はあります。でもこれは、あなたの悩みも解決できて、自分の希望も叶えられるので、2人ともハッピーになれる提案だと彼は思っているのではないでしょうか

彼の方から脱毛してほしいと言ってきたわけではなく、あくまであなたの相談に対する答えなのですから、あなたの言うところの『欠点を受け入れてくれる』と言う話とはまた違うのではないかと思います。実際彼は別れるつもりは無いのですから、毛深いあなたのことを嫌っているわけじゃないのです。これはあなたの期待する形では無いかもしれませんが、彼はあなたの毛深いことを受け入れているから別れるつもりがないのだと思います。

また、あなたは彼がもしハゲても気にしないと言っていますが、確かに彼への気持ちは変わらないかもしれませんが、それでも育毛剤を勧めることわしませんか?彼がコンプレックスだと感じていることを改善できる方法があるなら、それを勧めることが彼のためになるとあなたも思うのではないでしょうか?

脱毛と言うのは、確かにお金や時間がかかることではありますが、一般的にできることです。つまり彼の言う『脱毛してみたら?』と言うのは、確かに彼の希望も入ってはいるかもしれませんが、それほどひどいことを言っているようには思えません。彼の提案に対してどうするか一緒に考えれば良いことのように思います。

例えば、あなたの悩みが背の高いことだとして、「縮めばいいじゃない」というような無理難題を言うとか、あなたに脱毛したくない強い理由があって、それを説明しているのに脱毛を強要するとかなら話は違ってきますが…。

あなたの考えの押し付けとは考えられない?

先程も言いましたが、彼は毛深いあなたを受け入れてくれてると思うのですが、ではあなたの言うところの『欠点を受け入れてくれる』と言うのはどういうことなのでしょう?

あなたは単に『気にしなくてもいいよ、今のままでいいよ』と言って欲しいだけなのでしょうか?

あなたにとって毛深い事は体の欠点なのだから今のまま受け入れて欲しいという気持ちがあるのかもしれませんが、それを一方的に押し付けるのは2人にとって良いことなのでしょうか?

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実際のところ彼があなたに脱毛をどのくらい強く希望しているのか分かりませんが、『私の毛深い欠点は今のままでいいと言って欲しい』と言う事は、彼には『私の欠点については何も言わず目をつぶれ、希望も言うな!』と言っていることに等しいと思います。

実は彼は本気であなたに脱毛してほしいと思っていたけど今まで言えなかったのかもしれません。でも彼がこう思うこと自体を否定するのはとても乱暴なことだと思います

2人が付き合っていく上では、お互いに相手に対する希望はあるものです。これを、相手を尊重しながらどうすり合わせていくのかが大事なのではないでしょうか。

あなたの思いも大切ですが彼の思いも大切なのです。

2人の価値観が合わなければ付き合いは続けられない

全てが理想通りの人というのはあり得ませんので、何かしらの欠点を含めてそれを認めて付き合っていくものです。

自分にとって優先すべき価値観我慢してもいい価値観があって、これらの価値観に合致した人パートナーとして選ぶわけです。

あなたがハゲとかデブとか気にしないと言うのは、これらが我慢してもいい価値観に当てはまるからです。

また、例えば食事の食べ方が汚い、猫背、貧乏ゆすりなどが嫌だということがあったとしても、これらが原因で別れる事はあまりありません。他の優先すべき価値観が満たされていれば、これらは我慢しても仕方がないと思うことです。

でも嫌だと感じるから、できれば治して欲しい、やめて欲しいと思うものではないでしょうか。このように我慢できても嫌な事は嫌だと感じるのです。

だから彼が毛深いのは好きじゃないと言う価値観を持っていて、できれば脱毛してほしいと思っている事自体は否定できません。そしてその価値観が彼にとっては我慢できるものだから別れる気がないのでしょう。

一方で、仮にあなたに『マザコンは嫌い』という優先すべき価値観があれば、彼がマザコンと分かった瞬間に彼のことを嫌いになるかもしれません。

同じように、あなたに『私の欠点をそのまま受け入れてくれない人は嫌い』という価値観があって、それが優先すべき価値観だとしたら、彼と別れてもいいのかもしれません。

実際のところ、実はあなたは彼のことをそれほど好きじゃなかったのかもしれません。本当に彼のことが好きで絶対に別れたくないと思っているならば、こんな理由で悩んでたりしません。彼が『そのままでいいよ』と言ってくれなかったことを残念に思ったとしても、彼との関係を良い状態で続けるためにどうするか?で悩むと思います。脱毛の提案を前向きに考えてみようとするか、あるいは、あなたが脱毛したくない理由をどうやったら彼に理解してもらえるかを考えるとか、彼のあなたの間の落としどころを見つけようとするでしょう。

そこまで考えず、「この人は私の欠点のことを受け入れてくれないんだ」と思ってしまうのは、『私のことが本当に好きなら、私の欠点はそのまま受け入れてくれるべき』という価値観に対して、『この人は私のこと好きでいてくれると思ったのに、結局その程度だったのね…』って諦めの気持ちが出ているのです。

さいごに

恋は盲目と言いますが、実際には多かれ少なかれ気になるところがあるものです。

でもそれをそのままにしておくのではなく、2人が納得できるように話し合ってみることが大事だと思います。お互いそれぞれの気持ちや考えがあるものです。ときにはどちらかが妥協することになるかもしれませんが、一方的に自分の気持ちを押しつけようとしてうまくいかないと嘆くよりはずっといいと思います。

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