彼とのデートで食事に行く時、いっつも行きつけのお店。で、この店に行くとなぜか妙に得意げになって、口数も多くなるというか饒舌になる。
別にお酒に酔ったからというわけでなく。
もともと付き合う前からこれはよく行ってた店らしいんだけど、別に悪いお店ではないし、私も店長さんと顔なじみになって気兼ねなく行けるお店でもあるんだけど。
ただ、特別美味しいというわけでもなく、そんなに毎度毎度行かなくても良いのでは?と思ってしまう。
どうして彼はあの行きつけのお店に行きたがるのだろう?
今回は、男性が『行きつけ』にこだわる理由についてです。
行きつけのお店だとホームグラウンド効果を得られる
行きつけのお店に行くと、普段よりも堂々としていたりよく話すようになったりするのは、『ホームグラウンド効果』があるためです。
ホームグラウンド効果と言うのは、自分が慣れ親しんでいる場所などでは、相手よりも優位に立って自分の力を存分に発揮できるようになることです。
スポーツでもアウェイよりはホームの方が強くなるというのと同じです。
行きつけの店だと、顔見知りの店員やお客がいることで、自分の味方がいる、応援をしてもらってるという心理が働き強気にふるまうことができたり安心できたりします。
ですから普段よりも堂々としたり、得意になったり、あるいはリラックスができるのです。
また、慣れている場所なので勝手が分かっており、わからなくてオロオロする心配がありません。
失敗もしにくいですし何かがあっても対応しやすいので、ホームグラウンドは自分に有利で自信が持てるんです。
このため相手のペースに引き込まれず、自分のペースに持っていきやすくなるのです。
自分のポジションを確保したい心理の表れ
あなたの彼は、ちょっと気弱なところがあるのかもしれませんね。それか人見知りなのか。
男と言うのは女性に対して常に自分優位な立場でいたいのです。
彼の場合はホームグラウンドである行きつけの店でそれを満たそうとしているわけですね。
あなたよりもそのお店に詳しく、あなたよりも店長さんや店員と仲がいい自分のホームグラウンドですから、彼にとって自分優位で居心地がいいのです。
逆に初めての知らないお店だと、居心地が悪くて緊張して内心オドオドしてしまうのです。
あなたと一緒の時に『こんな自分を見せたくない』と無意識に感じてしまうのです。
本当はそこでも堂々と振る舞れば良いのですが、気弱な彼はなかなかそうはできないのではないでしょうか。
ですから自分のポジションが確保できる行きつけの店に行きたがるのです。
男はカッコつけたいから行きつけの店に行く
確かにホームグラウンド効果を上手に使えれば、自信に満ちたカッコいい自分を演出することができます。
彼は意識的なのか無意識なのかわかりませんが、きっとそれを狙っているのでしょう。
ただし度が過ぎていたり、普段とあまりにもギャップがあるようだと逆に引いてしまうのではないでしょうか。
またお店の人と仲がいいのをカッコいいと勘違いしてるのも鼻につくかもしれません。
彼としては行きつけのお店でカッコいい自分を見せたいのですが、普段とのギャップが大きいと自分の得意な場所でだけ威張っているみたいで実はカッコ悪いというのをわかってないんですね。
それに自分のカッコのためや居心地の良さのためにお店を選んでいて、あなたを楽しませるという気持ちが欠けているのかもしれません。
その辺ちょっと勘違いをしているのかもしれませんね。
また別の可能性として、彼はまだあなたに対して緊張しているのかもしれませんね。
それか、あなたとの距離感がまだ掴みきれてないか。
なのでホームグラウンドで少しでもリラックスした状態であなたと接したいのかもしれません。
いずれにしても自分のペースに引き込みたい、自分がリードしたいと言う気持ちがあるはずです。
あなたも主張してみたら?
あなたはもっと色々なお店に行ってみたいと思っているなら、そう彼に主張してみましょう。
彼があなたのことを考えてくれてるなら、きっと聞いてくれるでしょう。
もしかしたら、彼は『あなたもこのお店が気に入ってくれて、一緒に行くのを喜んでくれている』と思っていたのかもしれません。
でもあなたのお願いを嫌がるようであれば、もしかすると彼は自分中心でいつも自分が優位でいたい、という考えが強いのかもしれませんね。
今はそれほどでもなくても、これからだんだん自分中心な面が強くなってくるかもしれません。
あるいは内弁慶で身内には我慢をしない、ワガママなのかもしれません。
あなたのために自分が居心地悪いのを我慢しようとしないわけですから。
『自分は初めて行くお店はホント緊張して苦手なんだ』と正直に白状してくるようなら、また違うのかもしれませんが。
いずれにしても、彼にそういう傾向がないかよく観察してみたほうがいいかもしれませんよ。
今後の付き合い方を考えるためにも。