彼女が自分に嘘ついてると思う。今のところ証拠はなくて勘だけなんだけど、でも間違いないと思っている。とはいっても、彼女を問い詰めたとしても白状しないと思うし。彼女の嘘どうやって見破ればいいのか知りたい。
という彼女に疑心暗鬼なあなたの悩みについてです。
【目次】
嘘をついているときの特徴
嘘をついているときは、当然嘘がバレたくないので入ってからのツッコミを避ける心理が働きます。また、良心の呵責や罪悪感、嘘がバレないか不安という心理もあります。そのため話し方や態度に以下のような特徴が出ることが多いです。
嘘をついているときの話し方の特徴
- 声が高い、上ずっている
- いつもより早口になる
- 返事が極端に早いか、あるいは遅い
- 言葉数が少ない、短い返事で済ます
- 「あぁ」、「へー」などの感嘆詞が多い
- 話を早く進めようとする
- 話を早く切り上げようとする
- うなずきの回数が増える
余計なツッコミどころやボロを渡したくないので最低限の事しか言いたくありません。なので言葉数は少なくなり、話を早く終わらせたがります。当然レスポンスも早くなるのですが、ただ想定外な質問には、嘘のストーリーと合致させなきゃいけないのでじっくり考え込んでから返事をするようになります。
また会話が途切れると嘘がばれるのではないかと不安になるため、うなずくことで会話を円滑に進めようとします。
嘘をついているときの態度の特徴
- 言葉と仕草の意味が異なる
- 話した後表情に出る
- 不自然な仕草が増える
- 手を相手の視野から隠す
- 足をせわしなく組み替えたり貧乏ゆすりをする
- 普段より距離が離れる
- 普段よりも神経質になる
言葉と態度が相反している、例えば楽しいと言っているのに拳を握りしめているようなとき、これを二重拘束メッセージといって、体からのメッセージの方が本音であることがほとんどです。
また不自然な仕草と言うのは、手を組んだり、鼻や口等の顔のパーツを触ったり、髪を触るようになります。嘘をついている不安を自分で落ち着かせようと無意識に自分の体に触れてしまうのです(自己親密行動といいます)。
手と言うのは自分の本心や心の動揺が出てしまいがちなので、相手に見せたくありません。拳を握ったり、両手を握り合わせたりするのは手を隠したい意識の表れです。
足の組み替えや貧乏ゆすりは、その場から逃げ出したい意識の裏返しです。
女性の方が嘘が上手い
女性は、一般的に男性と比べ嘘をつくのが上手です。気合の入れ方がそもそも違います。話の辻褄が合うようにしっかりとストーリーを考えて、必要な根回しもして、疑いを持たれないように一生懸命考えます。相手がどんなことを知っているのか把握して、自分がこれまでに相手に言ったことも覚えておいて、それと矛盾しないようにストーリーを考えます。話しているときの相手の反応も注意して観察して、ボロが出ないように絶えず集中しています。
ウソがバレないように自分の行動や言動をコントロールし、相手の反応次第でそれにどう対応すればいいかを素早く考えているのです。
そもそも女性は、恋愛関連だけでなく、様々な場面で相手との関係を上手に保つために嘘をつくことが多いのです。ですからある意味場慣れしているのです。
男性は女性の嘘を見抜けない
このように女性は嘘が上手なのですが、特に恋愛関係においては男性は女性の嘘に騙されやすく、なかなか見抜けません。
男性が『嘘をつくとこういう態度をとるはずだ』と言う固定観念を持っているのを女性はわかっているのです。そしてこれを逆手に取っているのです。
そして女性は男性よりも相手の気持ちを読み取る能力も優れてます。ですから女性は男性の一歩先を読んで反応するので、男性はなかなか嘘が見抜けないのです。
逆に女性と言うのは、相手の気持ちを読み取る能力がある上に勘が鋭いので、男の嘘を見抜く力に長けているのです。
どうやって嘘を見抜くか?
先程の嘘をついているときの特徴には表情に関するものがありませんでした。一般的には嘘をついていると目や顔に出ると思われていますが、実は表情には出にくいのです。嘘をつく方も表情に注目されることがわかっていますから、見破られないようにポーカーフェイスを装うことに神経を使います。ですので、表情に神経が集中する分、逆に話し方や態度など他の部分に気が回らなくなるのです。
話がストーリーから外れていないかや相手の反応にどう対応するかを考えるのに脳はフル回転しています。これに加えてポーカーフェイスに集中してしまえば他のところに気をつかう余力はなかなかありません。このため表情よりも言動や態度に注目した方が嘘を見つけやすいのです。
このように一般的に言われている嘘を見破る手がかりと言うのは、実は嘘をつくほうも注意をするので実際には手がかりにならないことが多いのです。
しかしこの言動や態度に現れるウソの特徴も、訓練を積めば隠すことができるようになります。ですから詐欺師のようなウソのプロになると、細かいところまで気を配ることができるようになるので嘘が見破れなくなるのです。
あるいはその嘘をつき通すことに強い動機がある人は、良心の呵責や不安感という心理が弱まるので、先ほど説明したような嘘の特徴が出にくくなることもあります。
それに、個人の性格によっても出方が変わったり出なかったりすることもあります。
つまり言動や行動で絶対に嘘がわかる手がかりというのはありません。嘘を100%見破る方法は、『事実』という証拠以外には無いのです。
嘘を見破るには、嘘をついているときの言動や態度よく観察する以外に、
- 同じことを何回も説明させる
- 時間場所等をしつこく確認する
- 事実を確認して話してる内容との矛盾を見つける
- 不自然な点を見つける
と言うように事実関係を明らかにして、話と食い違うところを見つけて、そこを突いていくのが確実な方法です。
特に問い詰めたい本質の部分とは直接関係のないように見える外堀から事実を固めていき、徐々に本質に近づいていくと、ちょっとした食い違いや矛盾といった綻びが見えてくるものです。
ストーリー作りや根回しなどしっかりと準備されている嘘を見破るには、事実関係を明確にして論理的に考えていくことが重要なのです。
もう一つ嘘を見破る方法として、わざと相手の嘘を信じて見せて、相手も頭に乗らせると言う方法もあります。嘘を信じてもらったと言う安堵感から調子に乗って、つい本音が出てしまうかもしれません。
さいごに
嘘を見破ろうとしているときは感情的になってはいけません。冷静になって、相手に疑われていることを感じさせないようにして証拠集めをしましょう。警戒されてしまうと、さらなる根回しや証拠隠滅をされるかもしれません。
真実がわかって、その上で彼女とうまくやっていけるようにお祈りしています。