元カノの写真を残す男の心理って何?なぜ連絡先消さないの?

この前彼の部屋にいった時、元カノからもらったと思われるものがあった。しかも1つじゃなくていくつもあった。

これって元カノに対して未練があるってことなの?もしかしてまだ連絡してるの?私への想いっ本気じゃないの?といろいろ考えちゃって不安でたまらない。

このまま付き合い続けていいのか真剣に考えようと思う。

そんな疑心暗鬼になっているあなたの悩みについてです。

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男は失恋の痛手をなかなか乗り越えられない生き物

失恋のショックと言うのは、心理学的にいうと愛情の依存の対象を失ったことで大きなストレスが生まれることからおきます。これを『対象喪失』と言って、このことは男性でも女性でも同じように起きるものです。

ただ女性の場合は、失恋してもスパッと切り替えて次の恋に進むことが男性に比べてはるかに上手です。進化心理学にも、強いオスに守ってもらわなければいけなかったメスは、自分のペアのオスがいなくなったらすぐに次のオスを探さないといけなかったのでいつまでも執着していられなかったのです。

もちろん女性の場合も、失恋直後は落ち込んでしまいますし辛い時期というのはあります。ただ友達とストレスを発散するなどでうまく乗り越えられます。自分の辛い気持ちを友達に吐き出したりすることで対象喪失のストレスを減らしていくことができるのです。そしてストレスが減ってくれば失恋したことをの事実を自分の中に受け入れることができるようになっていき、徐々に失恋から立ち直るっていけるのです。

一方男性の場合は、なかなか女性のように失恋の痛手を乗り越えることができません。まず女性のように自分の感情を外に出す機会というのが少ないですし、そうしようともしません。男と言うのは弱さを人前で見せるものではない、という考えがあることもあり、辛い悲しい気持ちを自分の中にいつまでも閉じ込めてしまうのです。このためいつまでもストレスは小さくならず、失恋という事実もなかなか受け入れられません。

さらに男性の場合、進化心理学に自分が手にしたものを失うことをものすごく嫌がる生き物なのです。男がまだオスだった頃は、自分が手に入れたテリトリーや獲物、そしてメスというのは生きていく上でとても大切なものです。そしてこれを失うということは、たいていの場合他のオスとの勝負に敗れて奪われることだったはずです。ですので、自分の手にしたものを失うのは屈辱的で惨めなことだというのが心に刻まれてしまっているのです。

現代の世の中では女性を男性の『もの』という言い方は大変失礼になりますが、進化論的な観点でいえばオスは自分のペアのメスを『自分のもの』という意識でいたはずです。

このオスの感情というのは現代の男性にも残っていて、いちど手にした女性を失うというのは、まるで自分の存在価値を否定されたかのようにまで感じてしまい、そのショックも非常に大きく受け入れ難いものになるのです。

つまり男性というのは、失恋すると『愛情の対象を失った対象喪失のショック』と『自分が手にしたものを失ったショック』という受け入れ難いショックを二重で感じるのです。しかも、この失恋という「受け入れ難い事実」をいつまでも受け入れることができず、いつまでも「受け入れ難い事実」のままになってしまうのです。こうして、いつまでも失恋の痛手を引きずり、いつまで未練タラタラが続きます。

元カノのモノを捨てられない2つの理由

元カノへの未練が『あわよくば……』として残っている

このように失恋した男性は、恋人と別れてしまったことを受け入れたくないので、元カノの写真や連絡先、元カノからもらったモノなどを捨てることができないのです。これらを捨ててしまったら、それはすなわち彼女と別れたことを受け入れてしまったことになってしまうと無意識のうちに考えてしまっているのです。理性では『もう別れてしまったんだ……』とわかっていても、感情がそれを納得しないのです

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それでも時間が経つにつれて失恋のツラさの部分は落ち着いてくるのですが、しかしそれは別れてしまったことを受け入れたことではないんです。失恋から立ち直ったように見えても、実は別れた元カノに対する未練は残っているんです。ですから、元カノのモノは捨てられませんし、『あわよくば……』という気持ちをいつも持っているのです。

そして次の恋が始まったとしても、それで元カノへの未練が消えるかというと、そう簡単に消えるものではないのです。今の彼女への気持ちは本物だとしても、どこかに『あわよくば……』という感情が捨てきれずにいるのです。これは、進化心理学にオスというのは『自分の子孫をたくさん残したい』という心理が遺伝子に組み込まれているからなのです。

これが「なぜ男が元カノのモノを捨てられないのか?」の1つ目の理由です。

元カノとの美しい思い出として残す

『女の恋は上書き保存、男の恋は別名保存』とよく言われます。これは、女性は過去の彼をバッサリ忘れて新しい恋を始めますが、男性は過去の彼女との恋愛を良い思い出として残しておきたいと思うのです。失恋のショックが辛かったとしても、その彼女の事は記憶に残したいのです。

ある調査結果では、男性の方が過去の恋愛のことをより美化して思い出す傾向があるそうです。逆に女性は別れた恋人のことを悪く言うケースが多いようです。つまり女性としては過去の恋愛を丸ごと捨て去りたいと思っているのですね。これはもちろんそういう傾向が多いと言うだけで逆のパターンもありますが。

このように男性は過去の恋愛を思い出として残しておきたいので、元カノに関するモノを捨てたくないのです。

これが「なぜ男が元カノのモノを捨てられないのか?」の2つ目の理由です。

厳密に言うと、『元カノに未練があるから』と『思い出として残しておきたい』は、別々に線が引けるものではありません。両方が混在していて、人によってどっちの比率が高いかと言うことになると思います。

元カノのモノが捨てられない男は元カノに連絡するか?

元カノのモノが捨てられない男の心理を説明してきましたが、では元カノのモノが捨てられない男は元カノに連絡してしまうものなのでしょうか?

それは元カノに対する気持ちが「単なる『思い出』なのか『未練』があるのか?」によって違ってくるでしょうし、あなたへの気持ちの本気度にもよりますし、その男性の持つ倫理観によっても変わってくるでしょう。

特に『未練』が残っている場合は、危険度が高いのは言うまでもないですよね。仮に今までは何事も無かったとしても、これから何かのキッカケでくすぶっていた未練が再燃して「焼け木杭に火が付く」可能性があります。男性というのは、先程も説明した通り進化心理学的にはたくさんと女性と付き合いたい感情を遺伝子レベルで持っている生き物ですから、チャンスがあれば元カノに連絡しようとする可能性は高いです。

もちろん、全ての男性がそういう男ではありません。あなたの彼は、純粋に思い出として元カノのモノを残しているだけで、あなたを大切にしてくれる男性かもしれません。そこは、彼とよく話し合って、これまで付き合ってきたあなたが判断するしかありません。そして二人の関係を続けるのであれば、彼のことを信頼しましょう。ただ、たとえ思い出だとしても、あなたとしては元カノのモノが残っているのは面白いはずがありませんから、「全部捨てて欲しい」と望んでもいいと思います。

ただ、物理的なモノは捨てられても、彼の記憶の中にあるものは捨てられませんから、彼が『元カノのモノを残したい男性』ということ自体が絶対に許せないのであれば、無理に付き合いを続けるのはあなたにとって幸せではないかもしれません。そこはじっくりあなた自身と向き合ってみてください。

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